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横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

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2017年6月

6/30(金)、7/13(木)「ひきこもり女子会の作り方講座」in横浜 開催!予約不要

2017年度、フォーラム南太田と一般社団法人ひきこもりUX会議の方たちとで、協働事業を行っています。

「ひきこもりUX女子会 in 横浜/ひきこもり女子会のつくり方講座」 

全4回の企画で、前半2回の「女子会」が終了しました。

この後は、6月30日(金)と7月13日(木)に「ひきこもり女子会の作り方講座」を開催します!

新しいカタチの「ひきこもりUX女子会」です。ぜひお越しください。

以下は、ひきこもりUX会議の方からのメッセージです。

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「ひきこもり女子会の作り方講座」ではワークを通じて、参加者同士がコミュニケーションをとったり、繋がりをつくることを目的としています。

”講座”と銘打ってますが座学というより「ひきこもり女子会」で行っているテーマトークのように、少人数で話ができる/聞けるような構成になります。

 

必ずしも「自分で女子会を開いてみたい」という意思は必要ありません。

『もうちょっと女子会の回数が増えてほしい』という方にとっても、“自分自身にどんな変化があったのか”を振り返るキッカケになったり、

そういった方同士がつながることで、この講座が緩やかにはじまる女子会のキッカケにもなるかもしれない、という狙いもあります。

 

これまで各地での「ひきこもりUX女子会」に参加してこられた方で、「いつもの女子会とはちょっと違った関わり方」に関心のある方は

お気軽にご参加ください。

 

「ひきこもりUX女子会」は、ひきこもり状態にあったり生きづらさを抱える当事者の為の、当事者同士の出会いの場です。

心地よい空間づくりに、ご協力お願いします。

 

会 場:フォーラム南太田 大会議室

日 時:講座①6月30日(水)14:00~16:30(開場13:45)

     講座②7月13日(木)14:00~16:30(開場13:45)

    ※連続講座ですが、どちらかのみの参加も可能です

参加費:当事者 300円/1回 ※資料代として

予 約:不要

 ※途中参加、途中退室、自主休憩など、ご自由にどうぞ

 

▼「ひきこもり女子会」の実施をご検討の支援者(非当事者)の方の参加について

この講座には、支援者の方にも一参加者としてワークにご参加いただけます。

「場を作りたいけれども悩みがある」「今の立場からこんなことができるかもしれない」などお考えの方で、ひきこもり女子会の趣旨に賛同していただける方は、事前予約の上お越しください。(当事者として参加される方は予約不要です)

参加費:支援者 500円/1回 ※資料代として

予 約:必須 ※予約〆切:6月29日(木)18:00

宛 先:uxkaigi@gmail.com

上記メールアドレス宛に「所属団体・機関名、お名前」をお知らせください

※事前にご予約のない方の当日参加はご遠慮いただきます

 

▼お手伝いについて

当日準備・運営をお手伝いしてくれる方を募集します。会場設営や受付などの単純作業です。ご協力いただける方は、当日13:00に会場にお越しください。なお、事前連絡の必要はありません。

 

▼取材について

「個人が特定できるようなエピソードや写真の使用は不可」という条件で、新聞の取材が入る予定です。

 ※取材希望の方は必ず事前にご連絡ください

 

>>講座に関するページはこちらもご覧ください

公募型男女共同参画事業 <重点課題解決型コース> 【全4回】

「ひきこもりUX女子会in横浜 /ひきこもり女子会のつくり方講座」

この企画は、「男女共同参画センター横浜南  2017年度公募型男女共同参画事業」です。

修了生Kさんの体験談「安心して話せる場所があるから働ける」

2017年6月、第17期ガールズ講座に来てくれた修了生の体験談を、了解を得て以下に掲載します。Kさん、ありがとうございました。

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24歳。21歳の時、2014年秋のガールズ講座を修了。

講座に来る前は「寝たきり」の多い日々で、家を出るのがやっとだった。カウンセリングと横浜市青少年相談センターの相談を利用していて、次に小さなステップを踏み出せる場所をと思って検索していたときに「めぐカフェ」を知った。女性だけという場はここだけだったし、カフェで体験をしたいなと思い、ガールズ講座に参加した。

講座中に、素(す)で話せる人たちがいるんだなと感じた。修了後も同期のグループができて、面接に行って落ち込んだ話とか、いろんなことが話せて助かった。

講座後、「めぐカフェ」就労体験ステップ1 (10回)に参加。働いた経験はなかった。失敗するのがこわかったけれど、たとえばカフェで「具だくさんのスープだから、もう少し具を入れてね」と言われて、次のときにできたら「これでいいよ!」と言われて。なんだ、次にちゃんとできればいいんだ、と思ったのね。何時に家を出て、着替えて、現場で人とやりとりして、何時に帰る、というような「働くイメージ」ができたのがよかったと思う。周りの人たちはやさしく声をかけてくれたし。

 

ステップ1が終わってみて、自分が思っていたより“できた”という手ごたえを感じた。それで、就労体験ステップ2へ行くより、ほかのことをやってみようと思った。通院と同じところでデイケアに3ヵ月通った。それで一区切り、もういいかなと。

そのころ、叔父がやっていた料理店に「週一回でいいから手伝って」といわれ、「週一ならできるのでは」と、アルバイトを始めた。少しして人手がたりなくなり、週3日行くようになった。体力もついてきた。カウンセラーには「気持ちが落ちこんでも立ち直りが早くなったね」と言われた。

このころ若者サポートステーションにまた通い直すようになった。母がパン屋さんでずっと働いていて、自分もパンが好きなので粉からつくるのがいいなと思っていた。有名なパン屋さんの都内の店で製造のアルバイトを見つけて「まずやってみてから、考えよう」と思って、働き始めた。週3日だったけど1日9時間のしごとはたいへんな体力勝負!! まもなく「菓子パンを焼くのは全部あなたが担当して。半月でひとり立ちだから」といわれた。こがしたらカフェで出すパンがなくなってしまう。そのプレッシャーと、体力的にももたないと思い、入って一か月後に「やめます!」と。

そうしたら上司から「カフェ部門にしごとを替わったら?」と提案され、もう少し続けてみることにした。カフェ部門の上司はバイトの大学生も泣くほどきびしくて、恐れていたけど、私はできるようになったことをちょっとほめてもらえたことがあって。それも続けられている要因かな。

いまは週5日、朝7時半から夕方の4時半まで、カフェスタッフとしてサンドイッチを作ったり、接客やレジをしたり。朝5時半には家を出ます。私はもともと朝には強かったので。

ガールズ講座に来る前は「寝たきり」だった自分がこんなふうになんでいま働けているのかと思ったら、安心して話せたり相談できる場所(★追記参照)があるからじゃないかな、と思う。「寝たきり」のときはだれもいなかった。講座の中で先輩の体験談を聞いた時、「こんなことはあの人だからできるのにちがいない」と思った。でも、いま思うと、「つらい時期はそうずっとは続かない、なんとかなるよ」と言いたいかな。

これからは技術を身に着けて生計を立てていきたい。調理師学校に行こうかな、なんて思い始めています。

(H.K)

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ここまでレポートを起こして、「安心して話せたりする場所」はどういうものだったのかな、とメールで質問をして、さらに具体的に教えていただきました。いただいたメールのまま、掲載します。

 

追記 「安心して話せる場所」について

私にとっては「通っているカウンセラー」、「ガールズの同期の子と会う時」、以前通っていた「青少年相談センター」や、「サポステ」です。もちろん最初は安心できる場所でなく、徐々にそういう場所になっていきました。自分のありのままを受け入れてくれる、私のことを理解してくれる人たちであり、場所です。自分を偽ることなく、飾らずに話せる場所です。

こんな自分を見せたら嫌われるんだろうなと思って、ずっと隠して生きてきました。こんなこと思っていて、こんなこと話したら嫌われちゃうから話せない!と思っていることでも、勇気を持って話してみると、自分が思っているよりも、すんなり受け入れてくれたり、自分が考え過ぎなだけだったんだということが多くありました。

例えば、頭では働かなきゃとはわかってるけど、心の中では働きたくない自分がいるって気づいている。そんな自分を恥じて責めている時。そんな時に、「私なんとかしたいとは思ってるけど、働きたくないんだ」って話せる場所です。今では私は働きたい!って思えるようになりましたが、その前は働きたいと思えるようになりませんでした。それは様々な事情があったからです。そういう気持ちにも寄り添って、事情を汲んでくれました。

自分を出すことは、未だに怖くて勇気がいります。話しても理解してもらえないこともあり、悲しくなることもあります。ですが、そんな時にも自分の気持ちをそのまま素直に話せる場所があることで、支えられています。

私は、同期の子に、人生の中で自分に何本か柱を用意して、頼れる場所があるといいんだよって教えてもらいました。今の安心できる場所は、私にとってまさに柱だと思います。

以前は誰にも頼ることができなくて孤立していましたが、今は様々な人に頼りながら、日々を過ごしています。

「ひきこもりUX女子会&ひきこもり女子会のつくり方講座(全4回)」にようこそ!

フォーラム南太田では2017年度の公募型男女共同参画事業として、
一般社団法人ひきこもりUX会議
「ひきこもりUX女子会&ひきこもり女子会のつくり方講座(全4回)」を開催しています。

全4回のうち、前半2回は「ひきこもり女子会」、後半2回は「女子会のつくり方講座」。

つくり方講座は、各地でこの女子会を開催されているUX会議のみなさんが、
「気軽に、自分たちでも居心地のよい場所を作ってもらえたら」という思いで企画されました。

 

第2回目となる6/9(金)の女子会は、28人ものご参加がありました!

 
会場準備をするひきこもりUX会議メンバーのみなさん。

会場にはぐるっと丸く椅子が並べられ、真ん中には

体験談を話すメンバーの恩田夏絵さんと林 恭子さんが入ります。
 

  

前半の体験談の時間は「自立」を軸にしたお話でした。

お二人からは、子どもの頃を含めてこれまでの思いやできごと、

家族との関係などの話がありました。


「今考えると、ひきこもること自体が自立の一歩になったと思う」

「自立を考えるときに、“仕事”ということ以前に“自分がどう生きたいか”が先ではないだろうか?」


 

「自分以外の人はみんな、ちゃんと仕事しているように見える。

でも本当は自分と同じように悩んでいる人もたくさんいる。そのことを、人と出会って知ることが大切だと思うんですよね」

「ひきこもっても“孤独”はいいけど“孤立”になるとつらい。

今日のように参加できる場を開きたい、と思ってこの活動をやっています」


 

体験談を聞いた後、休憩をはさんで後半はテーマトーク。

テーマごとに机が分かれていて、自分が話したいところに行って座ります。

このときは「働く」の机に少し人が多かったようです。

 
どの机も話が盛り上がっていました。
(話さないで聞いているだけでももちろんいいのです)

 

40分で一区切りし、2回目は別のテーマに行ってもOK、

続けて話したい人は移動なしでもOK、です。

ひきこもりUX会議の女子会は、このほかにも

色々なテーマでトークをしているそうです。

 

参加した方からは、「自分だけじゃないと思えた」「お二人の体験談をじっくり聞けてよかった」「人と話したりつながれたりするよさを久しぶりに感じた」「また横浜でやってほしい」などの声がありました。

 

 

次回からはいよいよ「ひきこもり女子会のつくり方講座」。

つくり方の講座の企画は初!なので、お見逃し(参加逃し?)なく(^^)。

https://www.women.city.yokohama.jp/find-from-p/p-seminar/search/detail/?id=7005


~ひきこもりUX会議のみなさんより~


講座とは言っているけれども、「女子会のつくり方」という共同作業を通じて
会話やコミュニケーションができる場になったらいいと思っています。

 

UX会議としてもこれからの女子会を運営していく上で、参加した人たちの声を聞いて次に生かしていきたいと思っているので、ぜひ声を聞かせてほしい 。
 

支援者の立場の方にも参加していただくことは可能です(参加費500円)。

 

今日の女子会のように大きな会を開く、ということでなくても、

自分のまわりの人と、好きなことをテーマに

気軽に集まれる「小さな会」があったらいいと思いませんか?

 

「だれかと集まる場を作ってみたいけど、実際はどうやったらできる?」

「ひきこもり女子会に参加して楽しかったから、運営のことも知りたい」

「せっかく知り合った人たちとのつながりを何となくでもいいから続けたい・・」

と思う方、予約は不要ですので気が向いたら気軽に来てみてください。

お待ちしています。

 

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おまけフォト

下は、第1回のホワイトボードを映した写真。


丸い「ひきこもり女子会」のイラストは、なんとメンバーの方の手書き。まるで印刷したみたいでビックリ(+o+)。


 

フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)

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