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横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

利用者の声

第7期修了生(20代後半)の体験談

  • 2015/05/08

「ガールズ講座との出会い、その過程と、そしてその後について」  

 

NAME:椿

 

・講座にきた頃の私

当時27歳、春。数年前に精神病を患い、学校を休学したのち復学して卒業をしたものの、医者から就労の許可が下りず、同級生が社会人として活躍する中、路頭に迷っていました。

そんな時に母がチラシを持ってきてくれ、ガールズ講座の受講を決意。

内容が豊富そうだし、無料だし、やってみよう。

説明会に当時来た時に、たくさんの悩める女性がいることを知り、「一人じゃないな・・・」と思いました。

 

・講座の中で記憶していること、よかったことなど

アサーティブの講座でのことだった気がするのですが、数人のグループになって共通点探しをする課題が出されたとき、最初は「女性」というカテゴリー以外にグループの共通点が見つからず、右往左往していました。

「好きな食べ物は?」<ばらばら・・・>

「得意なことは?」<そんなのすぐに見つからないよ・・・>

「何か楽器が弾けるか?」という観点で話をしたとき、やや自虐的に「リコーダーくらいなら学校でやったよ」と話したら全員合致!!!

ピアノやギターやトランペットなどの花形楽器ではなく、ただの学校のカリキュラムの一つでやっていたことが、みんなと繋がる話題の第一歩だったとは思いもよりませんでした。そのことを発表した際に講師の方から「リコーダー合奏ができますね!」と言われ、『当たり前で見過ごしがちなことでも、実は強みだったり、仲間と力を合わせたりすれば何か起きるな!』と発見したことが一番印象的です。

自虐したり、マイナス思考だったりすることは単純に悪いことではなくて、見方を変えればプラスになるから、ずっと自分を責めることはない、いつか日は昇るという気持ちになれました。

 

・講座の後、どんなふうに動いたか、何を活用したか(社会参加体験のことなども)

結論から言うと、全部が全部、思い通りにいったわけではありません。

一時は落ち着いていた体調も、ある時期は崩して、働く準備をする施設(就労移行支援事業所)にも通えなくなってしまう。

だからといって、諦めてしまうのではなく、自分は自分らしく日々挑戦しています。体調の良い時は、フォーラムの講座やガールズを通じてのボランティアや集まりに参加したりしています。例えば、有名なダンス振付師のダンス講座<楽しかったです>、映像制作講座<自分についてショートムービーで語ってしまいました>、地域のお祭りボランティア<まかないのうどんが最高に美味しかった>、舞台のイベントスタッフボランティア<笑顔で対応できていたとお褒めいただきました>、着物リサイクルのボランティア<外国人の対応にも挑戦してみました!>など。

社会的なステータスでこれと言えるような話はまだありません。でも、楽しいこと、やりがいのあることに触れることで、しばらく忘れていた『生きている』感覚がまた戻ってきました。それだけで嬉しいものなのです。なんせ、しばらくの間、干からびていましたから。

 

・これからの希望

就労したいとは漠然と考えています。でも決め手はない…。可能ならば、ピア活動をしたい…。ピア活動とは、私の場合は精神疾患の当事者同士が同じ視点にたってサポートするという活動です。

まだまだ具体的な目標はなく、夢を探すのが夢になっています。そのためには、いろいろなことにチャレンジして自分の五感で感じ考え、そこから未来を紡ぎだしていきたいです。





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