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横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

利用者の声

保護猫カフェで働く、卒業生Mさんの体験談

  • 2020/10/26

秋晴れの日、第23期ガールズ講座(2020年秋)で、

保護猫カフェで働く、卒業生Mさんの体験談をうかがいました。

ご本人の了解をいただいて、ここに掲載させていただきます。

~Mさんは20期(2018年秋)の講座にご参加でしたが、どうして受講しようと思われたんでしょうか。

「アルバイトをしてもなかなか続かないし、家事や介護などで家にいる時間が長くて、こもりがちでした。そんなときに新聞でガールズ講座のことを知って、カフェで体験もできると書いてあったので、参加することにしました」

 

~講座で印象に残っていることはありましたか。

「ヨガや調理実習ですね。料理は好きで、今も毎日家族の夕食を作っています。いろいろな人の中でいろんな体験をすることで、自分が次にチャレンジすることのハードルが下がったのではないかと思います」

 

~講座修了後はどんなことをされたのでしょうか。

「若者サポートステーションで相談して、めぐカフェの体験に申し込んだのですが、始まるまで講座から2カ月空いていました。生活のリズムも崩したくなかったし、家の中で朝のラジオ体操も続けていました。身分証がほしいと思って、自分でテキストを見て、原付バイクの免許を取りました。

それから、動物が好きなので、講座前から通信で勉強していた『愛玩動物飼養管理士』の資格を取りました。これは自分の自信になったと思います。でも、動物病院の看護スタッフで働けるかと思って実習に行ったら、いのちがかかってますからこれは大変で、やめました。」

 

~現在はどうされていますか。

「去年の夏ごろ(めぐカフェ体験が終わるころ)から求人サイトや猫カフェのお店のサイトで探して、保護猫カフェで働き始めました。週に2回、5から7時間です。具体的には、お客さんに利用の仕方を説明したり、ドリンクの注文を受けたり、作ったり。めぐカフェでやっていたけど最初は大変でした。説明の声も出なくて困ったり。猫たちのごはんやトイレの世話もあります。いまは10数匹のお世話をしています。ノラだった子たちで、1人ずついろいろです。まだ(愛護団体から)来たばかりの子はオモテに出さなくて、裏にいるんです」

 

~大変なことはありますか。

「幸い、店長もまわりの人も穏やかなので、人間関係の悩みもなく、助かっています。コロナで今年の春にお店が休業になってしまった時は、もう開かないかなと心配でした。でも、また開かれて。お客さんは平日なら一日10人くらいとか、多くはないですが」

 

~もっと働こう、と思うことはありますか。

「今は遅刻しないで週2回を確実に通うことにしています。目標を高くし過ぎないことが大事だと思っているんです。あと、若者サポートステーションにも月2回のペースで相談に通ったり、パソコン講座も受けたりしています。家で料理やそうじ、お菓子をつくったりも。

でも将来は正社員で働きたいと思って、また勉強もしています」

 

~「目標を高くし過ぎない」に講座のみなさんがうなずかれていましたね。最後に一言、いただけますか。

「たとえば1人でお店に入ってランチを食べるような小さな挑戦とか、免許をとるみたいなちょっとした成功を積んでいければと思っています」

 

~Mさん、今日はどうもありがとうございました





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