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自分の人生が大きく変われるきっかけとなった~ガールズ講座/就労体験利用者(20代後半)の体験談~

  • 2017/06/12

2017年4月7日(金) ガールズ講座説明会で、 

以前「ガールズ編しごと準備講座」と「めぐカフェ就労体験」を利用した

はなさんが、体験談を話してくれました。ご本人の了解を得て掲載します。

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修了者:はな さん(2015年秋、第14期ガールズ講座受講。その後めぐカフェ就労体験ステップ1、ステップ2利用)

・2016年11月よりお菓子(ケーキ)屋で、品出しや販売などの業務を行う。

・週に3~4日、1回4~8時間のシフト制

・シフトは8:00~21:30までの間で朝、昼、夜の3シフトで組まれている。忙しい日は終了が22:00になることもある。

 

「自分の人生が大きく変われるきっかけとなった講座」

●ガールズ講座に来る前はどのように過ごしていましたか?

 私は高3の時に心の不調が出て、メンタルクリニックに通い始めました。しかし出された薬が多すぎて体調不良となってしまい、それがきっかけで外との関わりがなくなってしまいました。

それからリハビリと思って「横浜わかものハローワーク」

http://kanagawa-hellowork.jsite.mhlw.go.jp/list/marumaru/kanrensisetu/_119843.html

に週1回のペースで通ってみましたが、それだけで、もういっぱいいっぱいでした。

ガールズ講座はそこですすめられました。説明会は参加していないのですが、決められた日時に通い、体力や人と関わる感覚をつかんで不安を減らしたいと思い、受講を決めました。

 

●講座に通ってみてどうでしたか?

 通い始めて「自分以外にも同じように悩んでいる人がいるんだなあ」と思いました。同じ悩みをかかえる友だちができたことと、家以外の居場所ができたこと、そのことは大きかったです。2年たちますが、その時に知り合った友人とは今も連絡をとりあってお茶したりしています。私の宝物です。

「休んでも大丈夫」という安心感の中で、体調を整えること、OFFとONを分けることを学びました。また、アサーティブネス、セルフケアの内容もあり、「安心」「なかま」を感じることができたように思います。働いた経験がなかったので「履歴書の書き方」も私にはとても役立ちました。

 講座のある日、終わってから、1人反省会をしてはよく落ち込んでいたのですが、それでも人と接することはいいなと思えるようになりました。

ひとことで言って、自分の人生が大きく変われるきっかけとなった講座でした。

 

●講座修了後はどうされましたか?

 めぐカフェ就労体験のステップ1と2に通いました。最初は頭がパンクしそうで一杯いっぱいでしたが、ステップ1(10回)、ステップ2(20回)の就労体験に続けて参加できたことで、自分の体調を見る&試す貴重な機会となりました。その場に立つことで働く感覚を持つこともできたと思います。

めぐカフェのスタッフの方たちにも温かく迎えていただき、終了するころには「働くのはそんなに怖いことじゃない」と思うようになっていました。ラストの1ヵ月には終わっちゃうのが残念だなぁという気持ちで、体調管理にいっそう気をつけるようにしました。逆にオフの日には一日中パジャマでいたりして、気が休まりました。

 就労体験が終わってからは、修了生やこれから講座に参加したいと思う人が集まる「いちごの会」(※2016年度で終了)や、フォーラム南太田で行われる他の就労講座などにも何度か参加したので、センターには時々顔を出していました。

 それから、講座終了直後でしたが「社会参加体験」のボランティアで蒔田公園の「光のぷろむなぁど」にも参加しました。そのとき、自分たちの並べたろうそくに、夕方暗くなってから点灯していったのがきれいで、その景色はとても心に残っています。

●その後、いよいよ仕事に就く段階となったのでしょうか?

はい、体調も良くなってきていたので、毎日をゆっくり過ごせることが「豊かな老後」のように思えてしまい、次第に「早く外に出たい。働きたい」と思うようになっていきました。

 それで、応募できそうなところを近所で探して、フリーペーパーやアプリで調べ、社員登用のあった現在の職場を見つけ、応募したのです。職種のこだわりは特になく、家から徒歩20分という通いやすさと社員登用制度がポイントになったと思います。応募は3件目でした。

 仕事を始めたのはクリスマスの少し前で、ケーキ屋のちょうど忙しい時期。働くこと自体が初めてで、最初はとても緊張しましたし、くたくたになりました。スタートして2ヵ月たったころには(冬でしたが)「五月病」のような状態にもなりました。自分で思っている以上にがんばっていたからかな、と思います。そのときは、職場の人に言って、シフトを減らして休みを連続してとれるようにしてもらいました。でも何日も家に居たら、あんまりやることがないのもつらい、働きたいなと思えて。自分を責めてる場合じゃない、自分と一緒にやっていかなきゃ、という気持ちになりました。

 

 今はその状態を抜けて、逆に慣れてきたゆえのヌケが出てしまうことがありますが(笑)、

あまり力まず、8割くらいの力でできることも増えてきました。

行くところがあって、やることがあって、やることでお金ももらえる。これは悪くないんじゃないか、と思っています。

 





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