アクセス・お問い合わせ
横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

利用者の声

めぐカフェ実習を振り返って~ガールズ講座/就労体験利用者の日記 2

  • 2016/12/26

先週で、めぐカフェ実習が終わりました。振り返って見れば、あっという間の実習期間でした。

ステップ1でのぼりを設置するのに四苦八苦していた頃が懐かしいです。

 

ステップ2で得られたのは、一人で判断して作業するという充実感です。

私は、ステップ1ではご注文された品を提供するのにスタッフの方に確認してからお出ししていました。

なにか間違いがあったらどうしよう、という気持ちが大きくて自信もありませんでした。

 

ステップ2を少し過ぎたあたりからは、自分で確認してお出しすることになりました。

自分で確認するのは中身を把握して分かっていなくてはできません。

それまで自信がなかったのは、メニューや種類をあやふやに覚えていた知識不足から自信がなかったのだと気づきました。

小さなことなのですが、自分で確認して判断していくことは自信に繋がったと思います。

 

自信が出てくるとやる気も出てきます。

先月、学校を受験しました。前から受験したいと思っていた学校なのですが踏み出せませんでした。

実際に行動に移せたのは、めぐカフェで実習して自信がついたことが大きいと思います。

結果は合格でした!それがまた自信になりました。

 

ミスをした時自分がどうなるかも体感できたので、良かったです。

私はミスをしたり思い出せないと慌ててしまうのですが、焦って慌てるほど頭は働かなくなります。

そんなとき、カフェの方々が優しく誘導してくださって続けることができました。

これからは慌てそうになったら、めぐカフェのことを思い出してちょっと深呼吸してみたいです。

 

また、カフェスタッフの方々の気配りはすごく勉強になりました。

お客様への心遣い、スタッフ間の声かけ等、コミュニケーションが苦手な私にとって、めぐカフェは見て学べる素晴らしい場でした。

 

そしてカフェの作業手順。ひとつひとつにはコツがありやる意味があります。

 

氷を水が入らないようにきちんと水を切ってから詰める

調理器具や食器は取り出しやすいように並べる

のぼりが倒れたら危ないので紐で結ぶ

コーヒーのカップはあたためておく…etc

 

どこの職場でも決まりはありますが、前のアルバイトではそういうルールだからやらなければならない、という雰囲気でした。

めぐカフェでは「決まりごとだから」ではなく、自然な気遣いの延長線上にあります。

スタッフの方々が気を配る姿を見て、私も自然体で考えられるようになっていました。

考え方が変わった気がします。

 

実習は自分の生活を考えるきっかけにもなりました。

ブランクが長く、早く空白期間を埋めなければ…とどこかで焦っている気持ちが常にあり、気を張っていました。

家に帰れば、必要最小限なこと以外は何もできない状態が多かったです。

 

そんな風に日常が雑だと、どこかに現れてしまうのだと思います。それは身だしなみだったり間の意識だったり、人への気遣いだったりです。

作業をおろそかにしないこと、それを毎日積み重ねていくことの大切さ。それをめぐカフェで実感しました。

自分のことでいっぱいだと周囲まで目がいかない。まずは自分にゆとりを作らなければと思います。

 

この数日はいろんなことでずっと悩んで、考えすぎてアタマがパンク状態でしたが、

めぐカフェを思いだすとなぜかホッとします。めぐカフェで感じた事、得た事はこれからもずっと忘れないと思います。

 

まだ明確な答えは出ませんが、ゆっくり少しずつ歩んでいきたいです。

 

実習中はカフェスタッフやフォーラムの方々、声をかけてくださったお客様、いろいろな方々に支えていただきました。

本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

実習生S





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)

指定管理者:(公財)横浜市男女共同参画推進協会
横浜市の男女共同参画センター3館を管理・運営しています。

〒232-0006  横浜市南区南太田1-7-20
電話 045-714-5911

copyright © 公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会 All rights reserved.