アクセス・お問い合わせ
横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

お知らせ 一覧

未分類

古本募金再開してます!

  • 2021/09/14

新型コロナウイルス感染拡大防止のため休止していました古本寄付を、2021年7月14日(水)から再開しています。

ご不要になりました古本をご寄付ください。提携会社バリューブックスにて買い取られ、買取金額が寄付されます。いただいたご寄付は、ガールズ支援事業に充当します。

直接お持ちいただく場合】

男女共同参画センター横浜館内の回収ボックスに、古本(CD、DVDも可)をお入れください。(フォーラム南太田での回収は2021年10月1日~2022年1月31日の工事による休館準備のため、現在、休止中です。開館後、実施します)

●ご寄付いただけるもの(買取できるもの):本、コミックス単行本、CD、DVD、ゲームソフト

●ご寄付いただけないもの(買取できないもの):ISBNの付いていない本、2010年以前に出版された本、個人出版の本、事典、コンビニコミック等

ご寄付いただける本の詳細について

【ご自宅からの発送をご希望の場合】 

5点以上で送料無料・お電話での集荷のお申込みは提携先の都合により終了しました

提携会社バリューブックスのホームページ  “チャリボン” のお申し込みフォームから、お申込みください。

古本寄付チラシ(PDF形式:約795KB)


チャリティーTシャツの販売を開始しました。

  • 2021/08/25

「ガールズ支援」チャリティーTシャツ販売開始のお知らせです!

Tシャツの売上のすべては、働きづらさに悩む15 歳から39 歳の単身女性を対象に、孤立から脱し、自立の基礎となる自己肯定感を身につけ、就労へ向けての準備をしていくことを目的とした講座実施と、就労体験の場の提供のための資金に充当します。


【チャリティーTシャツ】自分のペースで、この先へ、ともに T
 2022年春期から「ガールズ講座」チラシに使用予定のイラストがチャリティーTシャツになりました!
イラストは、講座修了生でもあるmuranoさん。
それぞれの女の子たちが、自分のペースで歩んでゆく様子が描かれています。
<お求めは下記URLより>
https://suzuri.jp/girlsminamiota/7903411/t-shirt/s/white

【チャリティーTシャツ】自由に!自由に!!婦人会館史 記念 T
 
2022年3月発行予定、ただいま制作中の『横濱婦人会館史』表紙イラストがチャリティーTシャツになりました!
はらだ有彩さんが描く、大正時代~現代の女性が、自由に!自由に!振る舞うイメージのイラストです。
女性たちの服は、横浜の海にちなんだ波模様になっています。
<お求めは下記URLより>
https://suzuri.jp/girlsminamiota/7903552/t-shirt/s/white


フォーラム南太田“ガールズ”しごと応援プロジェクト

不調やひきこもり等を経験し、生きづらさ、働きづらさに悩む若い女性たち(ガールズ)の自立としごとへの一歩をサポートする事業として、「ガールズ編 しごと準備講座」(ガールズ講座)、社会参加体験、「めぐカフェ」での就労体験、「心とからだと生き方の相談」等を行っています。

●「しごと準備講座」は、働きづらさに悩む若い女性が、

自分の本来持っている力を掘り起こせるように、無料で実施している定員20名の連続講座です(全11日間)。
「子どものころから人間関係が苦手」「働けるかどうか不安」「職についてもなかなか続かない」
「でも、なんとか自分の力でやっていきたい」「しごとにむけて体調を整え中」・・・。
そんな方のご参加をお待ちしております。(次回は2022年春予定)

「めぐカフェ」での就労体験は、

「就労に向けて本格的に準備を始めたい」「心身の調子が整ってきたので働く現場を体験したい」
という女性のための、就労体験(ジョブ・トレーニング)の場です。

めぐカフェは、フォーラム南太田の1階にある、美味しいスープのお店です。

カフェでの実習生として、サポートのある中で、目標を立て、スタッフと共有し、達成していくことをめざします。
見守りのある場で安心して働くことが、彼女たちの自信と次への一歩につながっています。

(※めぐカフェは現在、新型コロナウイルス感染症対策のため休業中です。)

働き方やペース、自立のかたちは人それぞれです。

フォーラム南太田では、これらの「しごと準備講座」や「めぐカフェ」就労体験などの就業・自立支援事業を無料実施しています。
無料でなければ参加が難しい方が多く、ご寄付が大きな力になります。

どうぞ皆様のあたたかいお力添えをいただけますよう、お願い申し上げます。

★古本募金もやってます!

ご不要になりました古本をご寄付ください。

提携会社バリューブックスにて買い取られ、買取金額が寄付されます。

https://www.charibon.jp/partner/women.city.yokohama/

就労体験実習生のブログから。

  • 2021/08/13

毎日暑い日が続きますね。
この春、ガールズ講座24期を修了し、就労体験「ステップ1」に進んだみなさんが実習の中で書いたブログをご紹介します。

今期のステップ1では9回通う中で、カフェのしごとを理解する講習(食品衛生やあいさつ)や、集客のアイデア出し、広報のためのブログ記事を書くこと、野菜マルシェのサポート役、カフェ現場実習などを行います。

今回は、「情報を発信する」を目的に、ガールズ講座と就労体験について、ご自身の変化や成長・感想などを書いた記事のご紹介です。

この秋のガールズ講座は、フォーラム南太田が工事で臨時休館のためお休みです。
次回は2022年春。次の講座参加を考えている方にも、ぜひ読んでいただきたい記事です。

・「ガールズしごと準備講座、就労体験に参加して~~実習生3名が体験談を書いてみました。」
https://megucafe.sakura.ne.jp/archives/1811

・「ガールズ講座と就労体験~私たちの変化と成長~」
https://megucafe.sakura.ne.jp/archives/1825

ガールズ講座卒業生がスタッフとして紹介する、就労移行支援事業

  • 2021/06/14

ガールズ講座では、活用できる制度として障がい福祉サービスの情報提供にも時間をとっています。就労だけでなく、障がいの手帳をとったり、障害年金受給なども(手続きはひと山の仕事、たいへんなことですが)組み合わせて、生活のための資源と考えているからです。

最近では精神的な病気や障がいをもつ方向けの「就労移行支援事業所」が増えてきています。

だれもが使えるわけではありませんが、心の不調はだれでもなることがありますので、知っておいていいサービスだと思います。

今回は、講座11期(2014年)卒業生の先輩で、こうした事業所で働くNさんに業務としておこしいただき、第24期講座の中で情報提供してもらいました。とてもわかりやすかったんです! これまでにないプログラムで、みなさんに聞いていただきたく、ここに報告掲載しておきますね。

Nさんはご自身も生きづらさを感じて、自助グループ「zai girls」も主催されています。

お仕事では、グループホームや福祉アンテナショップでの職員をへて、現在はスタートしたばかりの横浜市金沢区の就労移行支援事業所「こねくと」で、スタッフとして働いていらっしゃいます。「仕事や研修で知り合った人とかかわっていくなかで、紹介やお誘いを受けて今の仕事に結びつきました」とのこと。

以下、内容をざっくりとお伝えします。

・・・・・・・・・・・・・・

■就労移行支援サービスって?

障がいや難病を持っていて、一人では就労がむつかしい方が知識やスキルを身に着ける訓練をする事業所です。これは障害者総合支援法という制度に基づいて行われている福祉サービスの一つです。利用は2年間までと決まっているので、体調が安定してきたときに、いろいろな事業所を見学して自分に合ったところを探していただくと、有意義に使えると思います。

支援事業所はたくさんあって、運営法人や会社の方針でいろいろです。たとえば、主にPCスキルを磨いて事務職をめざす事業所もありますし、ボールペンづくりや印刷など軽作業を通して集中力を養うものもあります。発達障害の方がつまづきがちなコミュニケーションを訓練する事業所もあります。

■どんな人がどんな場合に使えるの?

働いていなくて、障がい(身体・知的・精神・発達)、難病などがある方です。障害者手帳を持っていない方も、医師の診断や自治体の判断によって利用できます。その場合、「受給者証」を役所(横浜市では区役所の障害福祉課)に申請することが必要です。
福祉的な支援を受ける就労(就労継続支援A型やB型)をめざす場合は当てはまりません。でも就労移行支援を利用したけれども一般の就労に結びつかなかった、という方が福祉的就労につながることはあります。

費用は、ほとんどの方が無料で利用されています。(世帯収入にもよりますが、18歳以上の利用者については「本人と配偶者のみ」の収入で、親御さんの収入は算定されません)

■どんなことができるの?

私の働いている事業所は、グループワークを多用したおよそ20種のプログラムと、そこから自己理解を深めていけるところです。実務的な訓練もだいじですが、それに先立つ 生活するうえでの土台作りを大切にしています。からだを動かしたり、自分がリフレッシュできる活動をすることで、ストレスに負けない力をつけて「自分らしく働く」ことを目標にしています。

就労のための面談だけではなくて、自分の生きづらさを相談することもできます。いろいろなスタッフがいるので、きっと話しやすいスタッフがいると思います。

週に何日通うかもご本人の希望をうかがって決め、段階的に少しずつスモールステップを踏みながら目標達成できるように取り組みます。

(大手の事業所では体調がもう整っているのが前提で週3日から始めて、週5日に移行していくというところもあります)

訓練がすすんで、就職面接に行くときにもスタッフの同席ができます。また、就職してからも半年間、定着支援といってサポートが受けられます。ご本人を中心に、会社の人と支援員が同席して面談もできます。それ以降も契約すれば定着支援を続けられます。

■さいごに

これから就労をめざす方に。一つの選択肢として「就労移行支援」っていうのがあったな、と思い出していただければ幸いです。利用する際には、見学や体験をしながら、自分に合ったところかどうか、通えるかどうか、相談していただけたらと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これだけのことを整理して文にして、お伝えいただけたのはギフト!

Nさん、ありがとうございました。

【おまけ】

2021年1月にこちらで行ったセミナー「ゆっくり進む、就労移行支援を活用する」でも、講座卒業生の体験談と、利用した支援事業所スタッフの方からの使い方レクチャーをお聞きしました。合わせてごらんください。

恩田夏絵さんに聴きました

  • 2021/05/25

「人」に傷つき、「人」に癒され

そんな感じで生きていく

~恩田夏絵さん体験談

コロナ下の……ガールズ講座第24期 4日目。

ひきこもりUX会議を運営されている、先行く先輩、恩田夏絵さんのお話をうかがいました。恩田さんには2019年からガールズ講座の中で体験談の一コマをお願いしています。

今回のお話のタイトルは、標題のように付けてきてくれました。

小学校2年生の時から、学校というものに全然納得できなかったこと。極めつけは三角形の面積の求め方!

「底辺×高さ÷2って、それがいったい何の役に立つんだ?! なんの意味があるんだい」と思ったのだと。

そして親にお金を出させまいとして、恩田さんは定時制高校へ行くことにします。

そこには年齢も境遇も違うさまざまな人がいて、同一性が低い集団だったからとてもよかったと。「今から高校に、という人がいたら絶対オススメ!」だそう。

以下、こちらのサイトに読みやすいインタビューが掲載されていたので、謹んで抜粋させていただきます。

「学びの場.com」2019年7月 恩田さんインタビュー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■小学生から不登校

「絵を描いたり、ものづくりが好きだったのでデザイナーになりたいという夢があったのですが、学校で教わっていることが、自分のやりたい仕事にどう結びつくのかがわからなくて、小学校2年生からあまり学校に行かなくなりました。こだわりが強すぎて、学校教育に納得がいかなかったんですね。親も私が学校に行かないことに対して「自分のやりたいことをやったらいい」と受け止めてくれたので、わたしは不登校を選択できました。 それでも親が学校に呼び出されたり、周りから「なんで夏絵ちゃんは学校に行かないの?」と聞かれている様子を見ているうちに、自分が社会的に認められていないことに気がついて、後ろめたい気持ちもありました。それで学校に行ったり行かなかったりを繰り返すのですが、みんなが当たり前にできることが、自分にはできなくて「自分はなんてだめな人間なんだ」と責めるようになりました。それが中学2年生のときで、結局義務教育は半分くらいしか通えませんでしたね。

本格的にひきこもっている中で「20歳までに何も見つからなかったら人生を諦めよう」と決めました。ただ運良くというか、定時制の高校に進んだことで、少しだけ元気になって通いきることができたのです。」

■定時制の高校に進学

「それまでひきこもりながらも「まともな人間にならなくちゃ」という思いはあって、でも全日制の学校に通うことは恐怖だったので、定時制の学校を選びました。驚いたのは、定時制高校に行ってみると、そこにいる人はバックグラウンドも様々で、同級生には全日制から編入してきた1、2歳年上の人や、一番年齢の高い人では65歳という方もいて、1クラスが異年齢で成り立っていました。自分の中におぼろげにあるクラスのイメージとは全く違うものでした。学校にありがちな同一性が低く、同調圧力のようなものがそこにはなくて……。

少しは元気になりましたが、それでも定時制に入るまでの15年間ずっと自分を否定し続けて生きてきたので、通いきれても、その先の自分の人生を生きられる自信を培うことはできませんでした。「20歳になったら人生を終わらせよう」という気持ちは変わらないままで、それでも日本ではない所に行ってみたいと思いきって、人生最後の旅だと乗り込んだのが、ピースボートの船旅だったんです。」

■ピースボートの船旅は

「自分の過去を知らない人たちと過ごした3ヶ月間は、とにかくとても居心地のいいものでした。不登校・ひきこもりを“レッテル”に感じていて、あまりにも自己肯定感が少なかった私にとって、肩書きが不要な環境の中で、誰かと一緒に笑ったり泣いたりできる経験はとても貴重で。 そこには学歴も職歴も、年齢も関係がなくて、「日本の常識が外国では非常識」だと実感したとき、いろいろな人生があるんだと思えて、自分自身のことも肯定できるようになりました。自分はこのままでいいんだって。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

抜粋はここまでです。

プロフィールもわかりやすいのでお借りしてしまいます。

恩田夏絵(おんだ なつえ)

1986年、神奈川県生まれ。小学2年生から不登校をはじめる。ひきこもり、リストカットなどを経て定時制高校を卒業するも、“生きること”への希望を見いだせず、2005年に人生最期の旅のつもりでピースボート地球一周の船旅に参加。様々なヒトと出会うことで“生きること”の多様さを実感し、死ぬのをやめて現在の仕事(国際NGOピースボート)に就職。2010年、ヒトの多様性を学ぶ洋上フリースクール『ピースボート・グローバルスクール』を開校。2014年からは当事者目線で“多様な生き方”を提案していくことをコンセプトに活動するグループ「ひきこもりUX会議」を主宰。

○恩田さんのブログ

「ひきこもり、世界を旅する。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このような体験談の後で、「人にとって大事なものは二つ。それはなんでしょう?」という問いかけがありました。

恩田さんの答えは「自由」と「尊厳」

お金があっても、この二つがなければ生きられない、とも。

社会学者の宮台真司氏が言われていたそうです。

そして最後に、ご自身の意識してきたこととして、次の4つ(筆者まとめ)を伝授くださいました。

1 自分の嫌いなことがなにかをキャッチして遠ざける

2 自分の感情を(どんな感情も)否定しない

3 (底から脱して動けるようになったら)成功体験を積みやすい環境に身を置く

4 自分のことを言語化する

4は大変なことですけれど、「語彙が足りないと思ったら、小説を読む、映画を見る、人の話を聞く、などいろいろ吸収していくといいよー」とのこと。

あ、「自分のことをまったく知らない人たちの中に身を置くのはいいよー」ともおっしゃっていました。

そんな話を聞いてか? ガールズ講座修了生にはピースボートの船に乗った方もいらっしゃるそうです。ボランティアをして、労力で乗船費を削ることもできるとか。

もっともっとたくさんのことをお話しいただいたのですが、聞くほうに容量がないとこぼれてしまいます。参加者のノートにはきっと、それぞれお気に入りの言葉たちがメモされていることでしょう。

自分のことを話してくれるのはスゴイことだけれど、それを深く呼吸して聴く人がいてこその場。

お話の後、少人数のグループで感じたことなどわかちあい、深まったところで何人かの方が発表してくださいました。青い湖にさざ波がひろがっていき。。。

みなさま、心の体力、じんわりとお疲れさまでした!

ガールズ講座はつづきます♡

※追 伸

ここまで書いて、恩田さんに内容確認をお願いしたところ、こちらも紹介くださいました。

どうしたらもっと生きやすい社会になる? 
「不登校とマイノリティ」イベントレポート
〈2017年7月〉
https://www.manabinoba.com/interview/018352.html

ガールズ編しごと準備講座(第24期)説明会お申し込み受付中です!

  • 2021/03/24

こんにちは。ガールズ講座担当のスタッフYです。

季節はすっかり春、フォーラム南太田の目の前にある大岡川沿いの桜も、

まもなく満開を迎えようとしています。

 

年2回実施しているガールズ編しごと準備講座。春の講座の実施が近づいてきました。

昨年度は、緊急事態宣言に伴う施設休館により、中止となってしまいましたが、

2021年度春の講座は、緊急事態宣言の解除もあり、例年通り実施する予定です。

いわゆる「巣ごもり」期間のなか、外に出づらい時期が続いていますが、

感染症対策に気を配りつつ、同じ悩みを持つ方といっしょに、

働くことや生活することについて、少しずつ考えてみませんか。

 

次回のガールズ講座は、5/11(火)~6/15(木)の毎週火・木曜日午前に、

全11回の予定で実施します。

ガールズ講座を受けようかなと思ってくださった方は、

ぜひ4/9(火)14時から実施する、講座説明会にお越しください。

スタッフの紹介や講座内容の説明を通して、雰囲気を感じることができます。

フォーラム南太田まで通ってみる練習にもなるかもしれません。

(説明会に来られなくても、本講座の申し込みをすることは可能です)

 

講座にはどんな人がいるのだろう、自分に合っているだろうか…

といった不安を抱く方もおられるかと思います。

これまでにガールズ講座を受講した方の声をこちらで紹介していますので、

お申し込みを決める際の参考にしてみてください。

 

講座説明会は、事前申し込み制・先着定員制となっています。

すでに、電話、HP、直接の来館により、お申し込みを受け付けています。

詳細は、こちらをクリックのうえ、HPよりご確認ください。

 

ご参加をお待ちしています。

ガールズ講座卒業生からの「こうしていきのびている」おたより③

  • 2021/03/02

みなさん こんにちは。

コロナ禍が少しずつ私達の生活を変えていったちょうど昨年の今頃。

ガールズ講座22期修了生のカフェ就労体験ステップ1が実施されていました。

1年前のこのときは、コロナが始まり、ステップ1の修了式が出来ませんでしたが、それぞれの思いを載せたレポート集を作り、これまでとは違った締めくくりとなりました。

その中で実習生のお一人、Hさんが、近況をご報告してくれました。

————————————————————————-🌸

フォーラム南太田の皆さま、お久しぶりです。2019年のガールズ22期に参加しましたHです。お元気ですか?

2020年の1、2月に就労体験ステップ1を受けさせてもらい、3月はレポート集ありがとうございました。フォーラムのみなさまには本当にお世話になりました。

その後のことをお話しできたらなと思い、メールしました。

2020年2、3月はよこはまサポステから、住んでいる地域のサポステに移行しようとしましたが、運営団体が変わったり、コロナ禍で新規予約が出来ずことごとくタイミングが合いませんでした。zoomにてよこはまサポステでカウンセリングを引き続き受けていました。

巣ごもりの中で、自身の症状(首の痛み、聴覚過敏、人との会話後の長時間の緊張、疲労感、不眠など)を振り返り、ステップ1では理解ある中で3時間だからギリギリできたけれど…もう無理して鬱を再発したくない、と外で働くことへの不安と恐怖がまた大きくなり始めました。

春から夏頃はサポステのカウンセリング、たまにクラウドソーシングでデザインコンペに応募をしていました。世の中が在宅ワークになり、私も在宅ならこの症状でも働けるのかなと少しずつ考え始め、在宅でデザインで働きたいとサポステのカウンセラーさんに伝えました。

そして2020年の秋頃に、manaby WORKSを紹介していただきました。manaby WORKSはmanaby就労支援事業所から派生した完全オンラインの有料サービスで、e-learningでITソフトを学び在宅就労を目指すところです。

11月頃に入会し、e-learningで少しずつ学びながら、自分から声かけをしてmanaby WORKSの無料体験キャンペーンのポスターを作らせていただきました。その後12月にはmanaby事業所とある企業とのコラボのデザインの在宅研修に参加しました。在宅ワークですが、障害者雇用枠なので診断書も手帳も持っていないわたしは無理だろうなと思いながらも、参加することは自由だったのでとりあえず参加しました。約1ヶ月間でバナーを計5個つくり、無事提出し、ぐったりとしている中、審査に受かり面接までいけるということなりました。

何度かmanaby WORKSで面接の打ち合わせ(zoom)をする中で、自分の向き合いたくない過去と職歴のブランクを説明しなければならず、プレッシャーと研修の疲れもあってか、面接練習後に強い緊張状態が12時間以上続き、鼓動もなかなか治らず、単純な作業もできなくなり、混乱し、パニック寸前のような状態になってしまいました。幸い1日休んだだけで回復しましたが、面接のプレッシャーで1週間で2kg近く体重も落ちてしまいました。鬱が再発したのでは、とひやりとしました。

その後しっかり休んで面接に臨んだお陰で、無事2時間近い面接を終えることができました。(長時間でしたが、それだけしっかり症状のことを理解しようとしてくださる企業さんで、障害者雇用に積極的でした) 手帳が取れるかが重要とのことでした。

手帳申請用の診断書を取るために、10年ぶりにメンタルクリニックに行きました。(10年程前に通っていたクリニックでは症状を正直に言うほど、薬を増やしますか?とだけ聞かれるだけのやりとりで足が遠のいていました。その後、首が痛くなり、他の病院で首の筋肉の異常から自律神経失調症と言われ、鬱の薬ではない治療を10年程前はしていました。現在、当時より改善はしましたが、首の痛みや自律神経の不調の症状があります。)

今通い出したクリニックでは薬だけに頼らない方針のところで、薬は少し出ましたが、これまでの体調のことをお話しし、手帳申請の診断書を書いていただきました。

昨日区役所に書類を提出して、障害者手帳が取れるかどうか待っているところです。

長らく、体調は健康な人よりは波があるけれど、家にいる分にはほどほどで過ごせる。働くためには周りの理解が必要かもしれないけれど、福祉を受けるために(病院に行って診断書をもらい)、鬱の薬をまた飲むのか?と疑問と葛藤がありました。今は睡眠導入剤で睡眠のリズムを整えながら、漢方薬とたまに緊張が強い時用の薬を飲んで過ごしています。

何が正解かはわかりませんが、まずは障害者雇用のチャンスがやってきたので、やれるだけのことをやって手帳待ちです。

ステップ1で
Hさんが作成した
めぐカフェ
メニューPOPです♪

とっても長くなってしまいました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

コロナが落ち着いたら、また横浜に遊びに行きたいです。

Hより

————————————————————————-🌸

在宅ワーク、そしてご自身の体調とのバランスをとりながらの近況を、

このように文字にして送って下さったKさん、ありがとうございます。

「ゆっくり進む、就労移行支援を活用する」体験談&講座レポート!

  • 2021/02/01

 

こんにちは。ガールズ講座担当のスタッフYです。

寒い日が続きつつも、少しずつ春の気配が漂う時間が増えてきたような気がします。

花粉症である私にとっては、やや複雑な気分でもありますが、

それでもあたたかい日差しを浴びると、気持ちもほんのり和らいでくる気がします。

 

みなさんは、「就労移行支援」という制度・サービスをご存知ですか?

体調が安定しない方や、仕事に就くにあたって不安を感じる方などに、

事業所へ通う形で、それぞれのペースに合った知識や支援を提供するものです。

障害者総合支援法に規定された、障害者福祉に関する制度の枠組みになっていますが、

医師の診断を受けていれば、障害者手帳を持っていない場合でも利用できる場合があるので、

さまざまな方に広く認知・利用していただきたいサービスです。

 

1/20(水)、この就労移行支援について学ぶ講座を、フォーラム南太田で実施しました。

題して「仕事とくらしのセーフティ講座 ゆっくり進む、就労移行支援を活用する」。

今回は、この講座の内容をダイジェスト版として、お裾分けできたらと思います。

 

この日は、就労移行支援を活用して企業へ就職したKさんにお越しいただいて、

ご自身のこれまでの体験談を語っていただきました。

Kさんは、フォーラム南太田のガールズ講座・めぐカフェ就労体験を修了した方でもあり、

修了後のしごとや暮らしの様子をお聴きできる、貴重な機会ともなりました。

 


 

1.体験談

 

<フォーラム南太田からのインタビュー>

Q. 以前めぐカフェで働いてくださいましたが、フォーラム南太田に来られるようになったきっかけは、何だったのでしょうか。

A. 前の仕事を辞めて、心療内科へ通い始めたころ、近所の図書館でガールズ講座のチラシを見て知りました。講座とめぐカフェ就労体験に続けて参加し、修了後はめぐカフェでアルバイトをしました。アルバイトでは、だいたい週に2回くらい出勤していました。

 

Q. 就労移行支援を利用しようと考えたきっかけは、何だったのでしょうか。

A. めぐカフェに通うことに慣れてきても、他の場所で働くためのチャレンジは、自分ひとりでは難しいと感じていました。そんな時、よこはま若者サポートステーションでの相談で、就労移行支援事業所のココルポート(後述)を紹介してもらい、通うようになりました。

(※注 めぐカフェ就労体験では、よこはま若者サポートステーションをはじめとする若者支援機関などでの継続相談を参加の条件としています。)

 

Q. ココルポートさんへの通所の決め手は、何だったのでしょうか。

A. 便利な場所に事業所があったのと、ダンスや音楽といった独特なプログラムがあって、仕事に関する内容ばかりではなかったので、通いやすいかなと思いました。

 

Q. ココルポートさんではどんなプログラムを利用していましたか。

A. 入るときには、いろいろ受けてみようと思っていました。メンタル面が自分の課題だと認識していましたが、すぐに受けるのはきついと感じたので、最初はダンスやパソコンといった、メンタルに直接関係しないところから受けていきました。受けるプログラムは担当のスタッフさんと相談しながら、アドバイスをもらったり自分で選んだりして決めました。

 

Q. 就労移行支援を利用するにあたって、新たに障害者手帳を取ったのですか。

A. めぐカフェ就労体験の前から通院している状態だったので、明確な時期は覚えていないものの、就労移行支援を利用する前から手帳を取得していました。取得を考えていた時には自分の中で大きな葛藤があり、悩みもしましたが、周りのひとは自分の選んだことを応援したり励ましたりしてくれました。

 

Q. ココルポートさんへはどのくらい通っていたのですか。

A. 最初は週1日程度でしたが、多く通っていた時期では、一週間のうちめぐカフェでのアルバイト1日、ココルポート4日、といった感じでした。入るときに、就職までの通所期間の目標を定めている人が多くて、自分も1年半ほどで就職したいと考えていましたが、結果的にほぼ2年間通いました。

 

Q.就職活動では何社くらい受けたのですか。

A.  2社です。自分は働くためのスキルよりも、面接などでの気持ちの面が課題だったので、スタッフの方に助けていただき、時には一緒に考えていただきながら、そういったところの対策もしました。今の職場の面接を受けた直後は失敗してしまったと感じていましたが、たくさん練習したおかげでなんとか入れたのかなと思っています。

 

Q. 今は在宅勤務中だとお聞きしましたが、どんなお仕事をしているのですか。

A. パソコンを使った事務作業をしています。1年ちょっと前に入社した時は6時間の時短勤務で、現在は7時間、来月からはフルタイムの8時間勤務になる予定です。最初はデータ入力などオーソドックスな事務作業に従事していましたが、いまは社内ホームページや社内報の編集などをしています。会社の体制も手厚く、月1回の面談などでサポートを受けています。

 

Q. 仕事を始めてからも、ココルポートさんの支援を継続して受けているのですか。

A. 在宅勤務になる前は、月に1回オフィスで、会社、ココルポート、自分の3者で面談をしていただいていました。いまは感染症拡大の影響で、電話か事業所で面談を受けています。相談したい時はいつでも電話してと言われているので、安心感を持てています。

 

Q. 働きながらたいへんに感じていることはありませんか。

A. 外資系の会社なので、英語に触れる機会が多いことには苦労していますが、逆に新しいことにチャレンジする機会だと考えて、前向きにとらえるようにもしています。不安を完全に消すことはできないとしても、不安を感じながらがんばる方法をココルポートで学ぶことができたし、今もその効果があるのではないかと思っています。職場での対人関係なども、全く問題ないということはないですが、「仕事としてのコミュニケーション」として割り切ってしまえれば、すごく支障が出るということもありません。

 

Q. 仕事に関して、よかったなと思うことはありますか。

A. 就労移行支援を利用することで、スタッフの方と一緒に自分のコンプレックスに向き合うことができて、そのおかげで今の仕事にも就けたのだと思います。こうした経験もあって、つまづいたと感じたことがあっても、前よりもがんばって立ち上がれるようになったし、自分に起こった出来事をポジティブに考えることができるようにもなりました。

 

<参加者のみなさんからの質問>

Q. ココルポートさんに通ったり仕事をしたりする中で、人間関係についての捉え方は変わりましたか。

A. 自分ひとりでいると、どうしても状況を悪い方へ考えてしまう癖があって、そのせいで実際の状況も悪くなってしまう、という傾向があったのですが、ココルポートのスタッフの方や主治医の方、家族といった第三者に相談して、自分の状況について一緒に考えてもらうことで、悪い方向へ考えが向かいそうなところで「引っ張りあげて」もらうことがありました。もともと相談するのは苦手だったのですが、ココルポートで支援を受けるようになってから意識的に相談するようにしてみて、結果的にだいぶ楽になりました。

 

Q. 休日の過ごし方や息抜きなどは、どのようにしていますか。

A. ココルポートへ土曜日に通所すると、余暇についてのプログラムが用意されていて、散歩やクッキングといったメニューを通して他の通所者の方と話し合える時間もありました。たくさん利用したわけではありませんが、休日に楽しいことをする大切さは、そうした場面で気がつくようになりました。最近では(感染症拡大の影響で)友人と直接会いづらい状況なので、LINE通話をしながら何かをしたり、DIYとして仕事用の机を作ったりしています。

 

Q. ココルポートさんへ通っていた時、他の利用者の方と関わったり、友人ができたりなどしましたか。

A. 通い始めたころは緊張していて、周りのひとと話す余裕もありませんでしたが、通ううちに話しやすい方が見つかったり、プログラムで席が隣になった人と話すようになったりして、お昼休みを一緒に過ごしたりするようにもなりました。

 

Kさんには、30分ほどお話いただきました。

とても丁寧に話してくださって、質問にも答えていただき、ありがとうございました!

 

  

また、Kさんが利用している就労移行支援事業所である、

株式会社ココルポート・横浜関内Officeスタッフの渡邉順子さんにもお越しいただいて、

支援の内容や通所時の様子などを説明していただきました。

いくつかのポイントに分けて、内容を簡単にお伝えします。

 

2. 就労移行支援の紹介

 

<ココルポート・渡邉さんからのお話> ※スタッフYによる要約です。

①仕事の「土台」からのサポート

 就労移行支援は、仕事の探し方や業務処理のテクニックを提供するだけではありません。

 むしろ、仕事の「土台」となる、生活や健康といった自分の状態に重点が置かれています。

 具体的には、食事や睡眠、服薬といった、心や身体の健康管理を基礎ととらえたうえで、

 生活リズムや金銭管理といった日常生活や、身だしなみ、会話といった社会生活、

 そして職場の一員として過ごす上での労働習慣と、段階的に支援が進んでいきます。

 

②個別のペースと目標に応じたサポート

 ひとりひとりの段階、ペース、目標に合わせて、準備からトレーニング、就職活動へと、

 スタッフの方と相談しながら、その時の自分に合った支援を受けることができます。

 支援の利用期間は最大2年間ですが、早い方は半年で就労へ至ることもあるそうです。

 

③多様なプログラム・軽作業ツールの提供

 トレーニングの段階では、様々なプログラムを受けることができます。

 今や働くうえで必須ツールとなりつつある、パソコン関連のメニューをはじめ、

 グループワークやビジネスマナー、就職活動のコツなど、役立つプログラムが多いです。

 軽作業ツールは、CD検品やボールペン組み立て、ビーズ仕分けといったメニューがあり、

 効率よく作業をする力や、細かい連続作業に集中して取り組む力を培うことができます。

 一方で、ダンスや農作業、合唱といった、運動やリラックスのプログラムもあります。

 (Kさんも通所の決め手になってとおっしゃっていましたね。)

 ここからも、仕事をするうえでの「土台」が重視されていることがうかがえます。

 

④就労定着支援の提供

 ここまでは就労移行支援についての内容ですが、この支援を実施する事業所の多くは、

 「就労定着支援」という行政・福祉サービスも同時に提供しています。

 就労移行支援と同じく、障害者総合支援法に規定されている制度ですが、

 就労移行支援が就職する「まえ」の支援であるとすれば、

 就労定着支援は就職した「あと」の支援である、と考えると分かりやすいかもしれません。

 就職後約半年のあいだ、会社で安心して働き続けることができるように、

 定期的に相談を受けたり、場合によっては会社との調整を担うなど、様々な支援を提供します。

 会社の人には言いづらい相談もできるので、就職後の不安も和らぐかもしれません。

 Kさんもこの支援を利用して、現在も事業所での面談を続けています。

 

<参加者の方からの質問に答えて>

・費用面について

前年度の収入によって、利用にかかる本人負担の額と区分が決まります。

ココルポートさんでは、90%以上の方は自己負担のない区分に当てはまるそうです。

 

・障害者手帳の取得や医師の診断について

この記事の冒頭でも書きましたが、障害者手帳の取得は必須ではありません。

まずは事業所へ相談し、スタッフの方と生活や通院の状況を共有して相談しながら、

通所のために必要な手続きを行っていくことになるとのことでした。

もちろんKさんのように、あらかじめ障害者手帳を取得しているのであれば、

より気軽に利用することができます。

 

・いわゆる「コロナ禍」における支援の実施について

現在は、感染症の拡大状況を踏まえ、在宅で受講可能なプログラムもあるそうです。

Kさんが従事しているようなテレワーク・リモートワークにも、対応できそうですね。

 

 

渡邉さんには、質問にも親身になってお答えしていただきました。

仕事をすること、暮らしを立てること、自立することなどに悩んだり不安を感じたりしたとき、

自分に合ったペースで仕事と付き合い、これからも暮らしていくための一歩として、

こうした支援があることを、いつかまたみなさんに思い出していただけたらと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

第23期「ガールズ編しごと準備講座」が終わって(②各回振り返り編 その2)

  • 2021/01/11

 

こんにちは。ガールズ講座担当のスタッフYです。

2021年も、フォーラム南太田とガールズ事業をどうぞよろしくお願いいたします。

 

1月8日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、

フォーラム南太田も夜間休館と、めぐカフェの一時休業を決定しました。

横浜市を含む神奈川県でも、感染者数の増加が日々報じられている以上、

施設のスタッフとして「いつでも気軽に来てね!」とは言いづらい状況となり、

忸怩たる思いで過ごしています。

再来週から、めぐカフェ就労体験ステップ1が始まりますが、

いつもよりゆったりした空間で、感染対策に十分留意しつつ実施する予定です。

 

さて、前回に続き第23期ガールズ講座の報告記事、今回は後半をお届けします。

第6日目から第11日目までについてです。

第1日目から第5日目までについては、前回の記事をごらんください。

 

〇6日目

きょうは前回に引き続き、先輩の体験談から自分のことを考えてみる日。

ガールズ講座卒業生のMさんによるお話を聴きました。

Mさんのお話は、すでにこちらでご紹介していますので、ぜひご覧ください!

目標を高くしすぎないこと、ちょっとの成功を大事にして積み重ねていくこと。

そうしたことがMさん自身を前に進めているということがわかるお話でした。

Mさん、ありがとうございました!

 

体験談を聴く前に、自分のことを振り返ってみよう…ということで、

「自分のいいところを見つけよう」という趣旨で、グループワークをしました。

自分で短所だと思っているところを他の人に発表してから、

みんなでその短所を長所に言い換えてみよう!というワークです。

他の人に自分について話して、自分の隠された一面を発見してもらうと同時に、

他の人の言葉を通して考えることを通じて、自分の一面を再発見することが、

このワークの目標になっています。

前半はひとりで、後半はみんなで考えます

 

この日は天気が悪く、体調がすぐれないなか参加してくださった方もいました。

毎回来てくれるとスタッフは嬉しいですし、できればそれを目標に…

という思いもありつつ、

まず何より、自分の体調の状態、傾向、リズムなどを把握することができて、

それに応じて行動したり休んだりすることを決められるということも、

一見当たり前のようで、実はむずかしく、そしてとっても大切です。

講座を通じて少しずつ、頑張って通うことと無理せず休むことのバランスを、

振り返ってみてくださったらいいな、と思っています。

 

〇7日目

この日は1日目以来、久しぶりに講師の方がいらっしゃらない日。

これまでの内容を踏まえ、しごとと自分に関するワークをたっぷり行いました。

 

前半は「しごとをするうえで心配なこと」「そのうえでやれそうなこと」を、

それぞれ自分で考えてから、グループの中で発表してもらう時間でした。

自分のことについて話すだけでなく、他のひとの心配なことを聴いてみたり、

それについての考えや意見をアサーティブに交換してみたりすることで、

不安なことをシェアしたり、そこから一歩踏み出すきっかけになったらいいなと思います。

書き出してみてから、みんなでシェア

 

後半は「境界線」、つまり自分を守ったり安心を感じたりする領域を示す線について、

ゆっくり考えてみる時間にしました。

人と交わる中で、自分を犠牲にしたり傷つけてしまったりすることがないよう、

大事にしたいところや隠しておきたいところを明確にするのも、大切なことです。

毎年、『ひとりでできる こころの手あて』(八巻香織著、ティーンズポスト編)から、

一部を抜粋してみんなで読み、感想や経験をシェアしています。

ガールズ講座のわずかな時間だけで、自分の境界線を確立するのはむずかしいですが、

境界線という考え方があることだけでも知っていただいて、

あとでちょっとだけでも思い出してくれたら、と思います。

 

ガールズ講座は基本的に、一週間の中で月・水・金のうち2日を選んで行っていますが、

4日目からこの日までは、水⇒金⇒月⇒水と、中1~2日で講座が続く日程となっていて、

少しハードな時期となっていました。

それぞれの家から休まず通った方も、からだや気持ちと相談してお休みした方も、

本当によく頑張ってくださいました。

この次は月曜日ということで、4日間ほどあいだが空きます。

 

〇8日目

今日はいわゆる「お勉強」の回。ある意味、11回の中でもっとも大変な日かもしれません。

 

前半は、仕事をするときに知っておきたい制度や相談先について、一気にお伝えしました。

横浜市は、働く方向けに「ワーキングガイド」という冊子を発行しており、

仕事をしていて困ったときや、おかしいと思うことがあった時などに見返して、

改善してもらうよう要求したり、相談したりする時の目安にすることができます。

具体的には、「最低賃金」「労働契約」「休憩時間」「有給休暇」「残業手当」などについて、

いつでも読み返して、しっかりと確認することができるようになっています。

(ワーキングガイドはこちらより誰でも無料でダウンロードできます!)

 

お勉強の成果!
ワーキングガイドは必携です

 

後半は、5日目から7日目までかけて考えてきた「しごと」と「自分」の関係について、

いったんざっくばらんに総まとめをしてみる時間にしました。

 ・「仕事ってなんだろう」「自立ってなんだろう」と考えてみることから始めて、

 ・その土台に「自分を大切にする・体調をととのえる」ことがあること、

 ・人のなかで助けを求めたり相談したりすることが「自立」に不可欠であること、

 ・なかまと出会うための場所へ寄り道したりしながら、自分のペースで仕事と付き合うこと、

そういったことを考える時間になりました。

 

日程もいよいよ終盤。そろそろ講座が終わった後のことを見据える時期に入っています。

 

〇9日目

いよいよガールズ講座のハイライト、調理実習の日です。

グループで昼食をつくり、みんなで一緒にいただきます。

場所はいつもと違って生活工房、2時間半ほどチームで行動する日ということもあり、

心なしかいつもより緊張感が…。

講師は「健康ごはん塾」主宰のちゅうがんじみゆきさん。

 

今回のレシピはというと…

 ・黒米ごはん

 ・きのこたっぷり汁

 ・ニラ入り麻婆豆腐

 ・大根の梅酢漬け

このうち、きのこたっぷり汁と麻婆豆腐を、みんなで調理しました。

きのこ汁のきのこや、麻婆豆腐の野菜など
麻婆豆腐。この香りをお伝えできないのが残念…!

 

調理場を整えて、材料を切って、火にかけて、調味して、配膳して…

いい匂いが漂ってくると、廊下を歩く施設の利用者の方も足を止めて興味津々でした。

みんなで食べて、片付けも。いつもよりちょっとだけ遅く、13時に解散。

感染症対策の影響で、食べながらいろんなことをお話することはむずかしかったですが、

事故も困りごともなく、なごやかな雰囲気の中で終えることができました。

 

ちなみに、ちゅうがんじさんによる、からだにやさしい薬膳料理レシピは、

アートフォーラムあざみ野「よこはま 女(ジョ)シゴト」のページで2ヶ月に1度更新されています。

バックナンバーがこちらからお読みになれますので、ぜひご覧ください!

 

〇10日目

きょうはいよいよ仕上げの日。お勉強、ワーク、先輩の体験談と内容が目白押しです。

 

まずはお勉強から。障害年金・障害者手帳・生活保護について。

福祉制度について知っておき、いざという時に頼ることは、自立において欠かせません。

このHPに掲載している「利用者の声」の中にも、手帳の取得や年金の受給について、

語ってくださっている方がいますので、ぜひご覧いただければと思います。

 

ワークは、「自分発見ノート」というテーマに挑戦しました。

これまでの、いまの、そしてこれからの自分、特に自分の好きなことや人のことについて、

書けるだけ書き出してみる!というものです。

書くことで、自分の奥底に眠っていた事柄を思い出して視覚的に意識するようになり、

改めて自分の一面を「発見」する、というねらいがあります。

書いた内容をシェアする時間では、それぞれの「好き」の内容から話がはずむなど、

和気あいあいとしたひとときになりました

 

自分発見ノートをちょい見せ!
ほかの人と好きなことを聴き合います

最後に、先輩の体験談。

今は支援する側でも活躍しているIさんをお招きして、

講座を受講する前から現在の状況まで、経験や思ったことなどをお話いただきました。

この先どんな歩み方がありうるのか、困ったときにどんな乗り越え方ができるのか、

そういったことを想像できるようになって、不安が和らぐようになるための肥やしに、

少しでもなってくれればと思います。

Iさん、来てくださって本当にありがとうございました!

 

〇11日目

1ヶ月間の講座も早いもので、最後の日になってしまいました。

このメンバーで一堂に会するのも、いよいよきょうで最後。

最終日はこれからのことについて、参加者のみなさんで語る交流会。

1日目に自己紹介をしたときと同じように、大会議室で円になって座り、

講座が終わりこれからどのように歩んでいくかについて、一人ずつ語っていただきました。

長すぎるかな…大丈夫かな…と心配しつつも、3分間話してください!と伝えたところ、

多くの人がそれよりもずっと長く語ってくださって、逆に時間が足りなくなり…

担当としては反省しつつも、全員が自分に話せないことばで話してくださったことが、

個人的にはとてもうれしかったです。

 

 

これで、全11日分の紹介を終わります。

昨年の11/9をもって第23期ガールズ講座の全日程が終わり、

気がつけば、もう2ヶ月が経ってしまいました。

いろんな手段、制度、モノ、人とかかわったり離れたりしながら、

参加してくださったみなさんが自分のペースで少しずつ、歩んでくれたらと思っています。

 

そして、第24期ガールズ講座に向けた準備も進んでいます。

この記事の冒頭に書いたとおり、感染症の状況は予断を許すものではなく、

スタッフの間に緊張感や不安なんてない、といえばやはり嘘になりますが、

講師の方々のご協力もいただきながら、できる限り安心して実施できるよう、

最大限に努力していきます。

説明会および本講座の日程、プログラム、申込方法等の情報をお伝えできる時期は、

2月に入ってからとなる見込みです。

必要な方に、この講座が届いてくれるといいな、と思います。

 

長くなりましたが、お付き合いくださりありがとうございました。

ここまで読んでくださったみなさま、どうぞからだとこころをお大事に…!

第23期「ガールズ編しごと準備講座」が終わって(②各回振り返り編 その1)

  • 2020/12/07

こんにちは。ガールズ講座担当のスタッフYです。

12月になり、2020年も残すところあとわずか…

今年はこれまでとはまったく違う雰囲気や生活になって、

時間が過ぎていく実感を持てずにいる方も多いのではないでしょうか。

 

この秋に実施したガールズ講座第23期の修了生のみなさんのうち、

めぐカフェ就労体験ステップ1に進む希望を出された方と、

このほど面談を行いました。

就労体験ステップ1も、ガールズ講座に負けず劣らず濃密な内容で、

1月中旬から1ヶ月半かけて、

ゆっくりとしごとにかかわるための準備をしていきます。

担当のスタッフNが書いた、今年の4月の記事が雰囲気を伝えていますので、

下記のリンクからぜひご覧ください。

https://girls-support.info/date/2020/04

 

それと並行して、2021年春に実施する予定の第24期に向けても、

早くも準備にとりかかろうかというところになりました。

来年に入ったら早々に、実施日程や内容などをお知らせできるようになる予定です。

ほんとうに月日が経つのは早いですね…。

 

 

さて、少しあいだが空いてしまいましたが、

11月9日に全日程が終了した、ガールズ講座第23期の報告の続きになります。

今回は、毎回の内容についてご紹介します。

前回記事はこちらよりご覧ください。

https://girls-support.info/date/2020/11

 

 

第22期までは、会場であるフォーラム南太田の大会議室の椅子を円形に配置して、

みなさんの顔が見えるように、そしていつも隣にだれかがいるようにして、

毎回の講座を進めていました。

しかし今回は、新型コロナウイルス対策の影響で人同士の間を空ける必要があることから、

全員で前を向いて席に座る、学校の教室と同じレイアウトにせざるを得ませんでした。

この講座は学校のように先生と生徒がいるようなものではなく、

参加者のみなさんで話したり聴いたり協力したりしてつくっていくものなので、

担当としては、とても残念に思っていたところでした。

 

〇1日目                               

きょうは「はじめまして」の日。

講座全体の説明のあと、みなさんに自己紹介をしていただきました。

この時間だけは、席をちょっと丸くして、ほかの人に顔が見えるように。

やっぱりとっても緊張している方が多く、担当の私もその例外ではなく、

みんなで不安を共有しながら最後まで進んだ、という感じでした。

でも、はじめての場所で緊張するのは全然不思議なことじゃなくて、

みんな多かれ少なかれ不安なんだ!と思ってくれたらそれだけでOKかな?

 

〇2日目

きょうとその次は、大会議室ではなくトレーニング室に集合する日。

前半はからだ(婦人科系)のこと、それからからだと気持ちの関係について考える時間、

後半は工藤なおさんを講師にお招きして、ヨガを体験する時間でした。

ガールズ講座は「しごと準備」と銘打っていますが、

しごとに安定してかかわっていくために、まずじぶんが安心できる状態を、

どうやって整えていくか…というところに、大きく重点を置いています。

からだについての知識も、ヨガをやってみることも、

じぶんとうまくつきあっていく方法を探るために、きっと役に立つことだと思います。

2日目のスケジュールはこんな感じでした

〇3日目

きょうは佐藤慶子さんを講師にお招きして、「呼吸と声力」のレッスンの日。

しごとの準備に呼吸?声?どういうこと?と思われる方もいるかもしれません。

けれども、実は声ってとても大事なんです。

なぜなら、声はほかの人とつながりを作るための大切な道具だからになるからです。

そして、声の出し方は呼吸のしかたと大きく関係しています。

のどだけではなく、からだ全体から声を出してみると、

ほかの人にとっての聴こえ方が変わるだけでなく、じぶんの自信にもつながるのです。

2日目と同じく、からだからしごととのかかわり方を考える機会として、

お試ししてくださればという考えから、毎年取り入れています。

 

3日目のスケジュールはこんな感じ。

〇4日目

きょうから大会議室に戻ってきて、しばらくはここが会場となる日が続きます。

堤暢子さんと、アシスタントの山口かほりさんをお迎えして、「アサーティブネス」の日。

アサーティブとは、相手とじぶんをともに尊重しながら、自分の気持ちを表現すること。

自己尊重を大切にして、しかし相手の権利を侵害することなく、相手に伝える技術です。

ペアワークを取り入れたりしながら、のびのびした空気で進んでいきます。

2日目と3日目が、じぶんのからだと向き合うためのきっかけづくりであったとすれば、

4日日はそのからだを持つ自分を大事にしつつ、相手と向き合ってみる時間でした。

じぶんや相手のすてきなところを見つけてほめること、逆に相手に「ノー」と伝えること、

その練習を重ねて、ときに実践してみることで、

じぶんを尊重しながら、安心してしごとやくらしを送っていけるようになると思います。

この日の参考文献。まんが形式で親しみやすい2冊でした。

〇5日目

きょうは、「先輩の体験談」の第一回目。

ガールズ講座では「先行く先輩の体験談」と題して、

じぶんのペースで仕事や社会にかかわってきた方のお話を聴く機会を設けています。

この日の講師は、「ひきこもりUX会議」代表理事の恩田夏絵さん。

ピースボートのスタッフでもある恩田さんにとって、航海は大きな意味があったそう。

教室や会社など、「普通」とされている場所に馴染むことが難しくても、

いろいろなひとに出会えれば、人生の選択肢も広がっていく、というお話が印象的でした。

受講生のみなさんにとっても、印象に残ったり参考になるポイントが多かったようで、

終了後も恩田さんに話しかけて、引き続きお話に耳を傾けている方の姿もありました。

 

ここまで、講座前半の内容をご紹介してきました。

6日目から最終日までは、後半の記事でご紹介します。

昼は日差しがあたたかくても、夜になると冷え込む日が増えてきました。

あたたかくて甘いものなどつくって飲むと、

からだも喜んでくれるかもしれませんね。

 

それでは!

フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)

指定管理者:(公財)横浜市男女共同参画推進協会
横浜市の男女共同参画センター3館を管理・運営しています。

〒232-0006  横浜市南区南太田1-7-20
電話 045-714-5911

copyright © 公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会 All rights reserved.