働きづらさに悩む若い女性のための「ガールズ編 しごと準備講座」。
今年度は春と秋に、フォーラム南太田で開催しています。
5月から6月にかけて全11日間のプログラムを終え、20人が修了しました。
先日、前半の様子をお伝えしましたので、今回は後半部分をご紹介します。
●8日目 適職チェック・しごとの探し方/最低限知っておきたい法律・相談先
パソコンを1人1台使って実際に検索をしたり、適職チェックができるサイトで入力をしてみました。
適職チェックに使ったのは
かながわ若者就職支援センターのホームページ。
こんな感じの項目にチェックを付けて、どんどん進めていくと、あっという間に
「あなたにはこんな業種が向いているかも・・」と出てきます。
出てきた結果に対して
「けっこう納得できた!」「うーん、これはちょっと考えられないかも(^_^.)」と
反応はさまざまでしたが、もともとこれは自分の目安に、というくらいのざっくりしたもの。
手軽なので仕事を探しはじめるときの一歩としては、ササっと試すことができて楽しいと思います。
またこの日は、アルバイトでも知っておきたい、「法律」についても学びました。
難しい言葉がズラズラ・・ではなく、
「ワーキングガイド2014」(横浜市経済局発行。労働関係等の基礎知識をまとめた冊子)を使って、
最低賃金や休憩、有給休暇、解雇についてなど、穴埋め問題を。
いざ働くことが決まると、それが嬉しくて
ついこまかい条件などを聞きそびれる、ということがあります。
ところがそこをきちんと確認すること、またこのような法律があることを知っておくこと、が
とても大事です。不当な扱いを受けたときには、「知識」が力になります。
また、相談できる窓口がいろいろあることもお伝えしています。
●9日目 履歴書のつくり方
「よこはま若者サポートステーション」相談員の方を講師に迎え、
応募書類の基本となる履歴書のポイント、職務経歴書では何を書くのか、
自己PR書の役割などを教えていただきました。
途中、0.5ミリと0.7ミリのボールペンを使って、履歴書の名前欄に実際に書いてみることもしました。
0.5ミリと0.7ミリでは、自分の書きやすさや、書きあがったときの印象も違うんですよね~
たくさんの応募書類の中では見やすさも大切。自分のやる気を伝えるとともに、採用担当者の立場になって
わかりやすい書類ができあがるといいですね。
●10日目 講座後について考える
これまでの修了生の事例をもとに、等身大の暮らし方、働き方を紹介しました。世に出ている「事例」ではあまりとりあげられない、不調と向き合いながらの生き方。
自分ひとりでは考えるにも限界があるけれど、先輩の体験談や事例を聞くと、
先のほうにある光が少し見えてくることもあります。
講座で知ったたくさんの情報を、自分のなかに落として、考えて、動いてみて・・・
時間はかかるかもしれませんが、なかまの力を借りたり、色々なサポートを利用しながら、それぞれのペースで歩いていけるといいと思いました。
●講座最終日に、11日間を振り返って
「講座を受けて、色々なことを考えている人がいる、同じようなことを考えている人もけっこういる、と知ることができました。講座の前より、今のほうが少しだけ前向きになれたかな・・」
「みんなが私と同じような悩みがあってすごく頑張っていると思うのですが、いい意味の普通に見えた。もしかしたら私も外から見るとそうなのかな?と思うことができた」
「最終日まで毎日来れてよかったです。毎回出たことが一つの自信となって、今後につながると思う」
「最終日!みんなと会って話せなくなるのはさびしい・・・会う機会があれば参加したい。通えた私、すごいよ!」
上の言葉は、小さな付箋に書かれた最終回振り返りの言葉です。
ヨガや声のワークをやってみて、色々考える前に体を動かしてみようかなと思った。
「休む」ことがあまりよく思えていなかったけど、朝の体調で講座を欠席するときの判断基準を持てた。体調を優先することをあらためて考えた。
グループやペアでワークをやったときに、相手に「じっくり話を聞いてもらえる」という経験ができてうれしかった。
ずっと家にいて、視野がせまく、ネガティブになっていた。でも講座で人と会って話すこと、聞くことは大事だと思えた。自分が話さなくても、人の中にいるだけでも前向きになれた。
講座が午前中だったので、夜中に起きていて、昼間は寝る、というサイクルから抜けることができた。心配だった始まりの時間も守ることができて、来ると学校みたいで楽しかった。
きびしい家で育って失敗がこわかった。でも自分なりの対処法さえ知っていれば、失敗もこわくないんだと思えたことが一番の収穫でした。
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次回第14期の「ガールズ編★しごと準備講座(本講座・11日間)」は秋の開講です。