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横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

お知らせ

「ガールズ編★しごと準備講座」2015春のレポート[前篇]

働きづらさに悩む若い女性のための「ガールズ編 しごと準備講座」。
今年度は春と秋に、フォーラム南太田で開催しています。
5月から6月にかけて全11日間のプログラムを終え、このたび20人が修了しました。

11日間(週に3日・午前)のプログラムは、前半で主に心と身体をほぐし、
後半で、直接しごとに関わる内容が学べるよう組みたてています。 [第13期 ガールズ編しごと準備講座 プログラム]

1日目 「今日の気分は?」色とかたちを描いて自己紹介
2日目  リラックス・ヨガ(工藤なおさん)
3日目  呼吸と声力 (佐藤慶子さん)
4日目  アサーティブネス「自分を大切にする」(岩井美代子さん)
5日目  ちがいを楽しむ五感のアート(松本光世さん)
6日目  こころに効く食事と栄養(ちゅうがんじ・みゆきさん)
7日目  就活&しごと体験談、自分を大切にすること、婦人科系の課題
8日目  適職チェック・しごとの探し方、最低限知っておきたい法律・相談先
9日目  履歴書のつくり方(よこはま若者サポートステーション相談員)
10日目  社会参加体験・就労体験のご案内、講座後について考える、計画表の記入
11日目  ふりかえり・目標を語る交流会
●初日 オリエンテーションと自己紹介
みんなで初の顔合わせです。
まずは初日の緊張感を、伸びや深呼吸でゆるめるところから始めました。
 
この講座で大切にしていることや、
安心してみなさんが講座に参加するための、大切なルールも確認。
「今日から11日間、一緒にやっていくなかまです。よろしくお願いします」「今日の気分は?」をお題に、クレヨンや色鉛筆を使って自分のきもちの絵を描きました。
それを見せて、いまの気持ちをおひとりずつ・・・。「ゆうべは眠れなかったです」と何人かの方が話してくれました。
(ふーん。そうなんだ~、あなたも、、、と声にならない声。たぶんたぶん)

講座が終わったあとには毎回、カラフルな付箋に
その日の振り返りを書いて帰ります。

自分のための、自分の振り返り。
掲示板のように貼っておくと、お互いの付箋を読むこともできます。
「こんな風に感じたのは自分だけじゃなかったんだなあ」と思うことも。

 ●2日目 リラックス・ヨガ(講師:工藤なおさん)

ヨガは初めて、カラダを動かすのは久しぶり、という人が半分くらい。
講師の工藤さんは、受講生と同世代。「若い先生でした!」と感想も。
「無理はしないでくださいね。カラダの様子を見ながら、疲れたら自由に休憩をとって」これは チャイルドのポーズ。

自分が心地よいと感じるところでとめて、しばらくその感覚を味わいます。

工藤さんからは、こんなかわいいイラストの入った
手づくりテキストのおみやげもありました。


●3日目 呼吸と声のワーク(講師:ヴォイス・アーティスト 佐藤慶子さん

ヨガに続いて、この日も身体を使うワークです。
しごとに声出しは不可欠。でも声ってどうしたら気持ちよく出せるんだろう?
「大事なのは声と呼吸とからだのトライアングルです。」と講師の佐藤さん。
寝転んで身体をリラックスさせ、呼吸を意識しながら声を出したり、
ジャンプしながら短い発声をしたり、と色々な方法で声を出すことを体験しました。みんなで向かいあって「ヤッホー!!」と大声を出す場面も。
つないだ手は山並みに見立てています…

身体を使って声を出すと、びっくりするくらい声が出ました。
受講生からは
「今日は不思議と声が出た」
「かなり久しぶりに声を出した」
「声を出すことはおもしろくて、自分の名前をはっきり言う練習ができてよかった」
などの感想がありました。

さて、こちらの写真は、この日のホームルームに使ったホワイトボード。
講座では毎回、アイスブレイク(緊張をほぐすワーク)として
各回のメイン内容とは別に、始まりの15分間にホームルームを入れています。
この日は、受講者同士が知り合い、話しやすくなるための他己紹介を行いました。

終了後の振返りには、「久しぶりに大声を出した」「気持ちがよかった」の声が多数。

●4日目 アサーティブネス(講師:エンパワーYOUネットワーク 岩井美代子さん)
自分を大切にする気持ち、自己尊重の気持ちを持つための、
アサーティブネスの基本を学びました。

・私は、私が何をするか、どれから始めるかを自分で選んで決めていい
・私は、自分のよいところや能力を、ちゃんと認めてもらっていい
・私は、自分に素直になって、人に感情を伝えていい
(以上「こころのちから」岩井美代子著 より)

そんな自分を尊重するメッセージを心に置きながら、
ほめる、ほめられる のワークをグループで実際にやってみました。
「本の中身を理解するだけは意味がないような気がしたので
短い時間だったが、相手と実践する機会が持ててよかった」
「ほかの人が当たり前にしていることができない自分はダメなんだと思っていたけれど、
“ささいな日常的なことで自分をほめていい”と知り、大変驚いた。自分をほめること、ほめられることに
慣れていきたい」


●5日目 ちがいを楽しむ五感のアート(講師:五感のアート・ファシリテーター 松本光世さん)

この日は折り紙や段ボールを使用して、手先や頭、ココロ、と五感をたっぷり使うワーク。
段ボールを材料に、2メートルほどの大きな木を作り、
実や花、葉っぱも折り紙で作って貼りつけました。
※この日の詳細はこちらからご覧ください↓
https://www.women.city.yokohama.jp/admin/dashboard/content-preview/menu/2/id/3436/template_type/pc 

折り紙の裏には「私の好きな言葉」が書いてあり、
このあと、「ほかのだれか」が書いたそのことばを全員が交換。言葉のプレゼント交換となりました。
6日目 こころに効く食事と栄養(講師:薬膳料理教室「健康ごはん塾」主宰 ちゅうがんじ みゆきさん
心をよい状態に保つために、
そしてこれから仕事をしていくために、身体の調子を整えることはとても大切です。
簡単な日々のごはんで、自分の体調管理を考えようと調理実習を行いました。

教わったのは「薬膳メニュー」。
目的に合った食材を選んで組み合わせ、調理をするという、薬膳のお話を聞きながら作りました。

大麦ごはん…消化器系の調子を整え、むくみを解消!
きゅうりの中華風漬物…むくみスッキリ!
ワカメと小松菜入りかきたま汁…おいしいお出汁でほっこり気分に!

昆布だけのうまみと、削り節を入れた後の味の違いも確かめました。

2種の簡単春巻…肉も魚も野菜もとれる!

ツナ缶やチーズを使ってクルクル・・手軽なのにおいしい
揚げるのではなく、フライパンで焼き付けるようにして火を通すので普通の春巻よりヘルシーです。
作り終えて、テーブルを囲んで一緒に食べました。

「短い時間でしっかりとしたご飯を作れるのだと、あらためて思えた。何人かで作るので
順番や担当が気になると思ったが、ちゃんと流れができていたので、何も心配することはなかった」
「家で当たり前にしていることが、テキパキしているとほめてもらえてうれしかった」
「集団で作業するのが久しぶりで緊張しました。でも、すごくおいしかったし、春巻を巻いてる時間が幸せだった」

前半のレポートはここまでです。
後半は つ づ く⇒

フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)

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