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横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

社会参加体験ボランティアの利用者の声

株式会社 ティーアールアイ「調査事務サポートボランティア」(連続11回)に参加しました

  • 2015/11/25

 私がTRI社会体験に参加したいと考えたきっかけは、テレワークのように「自宅で仕事をする」という働き方に関心があり、自分が「働く」ということを具体的に考えた時、選択肢のひとつにできるのだろうか、と思ったことにあります。私には持病があり、現在の自分の身体で無理なく仕事をしていく上で、将来的に自宅で作業を行える仕事に就けたら、と考えたことがありました。また、就業経験がないせいか、長期にわたって仕事のために一定の場所に通い続けることや、実際行われる業務の内容、職場に馴染んでいくということに明確なイメージを持てず、自信も持てなかった私にとって、主に在宅勤務を中心に「働き方」や「自分らしい生活のしかた」というテーマを考えていく場で社会体験をさせていただけたことは、とても貴重な経験でした。

 

 今回、週1日×8回(Ⅰも含めて11回)の社会体験の中で、少々遠方への移動を定期的に続けましたが、慣れていけばあまり苦にならず、少なくとも週1回という頻度では問題なく通える範囲であり、工夫次第であるように思えました。また、実地での業務に関しては、PCでの業務が中心ではあっても、やはり人とのコミュニケーションは不可欠であり、互いに苦手な部分を補いあうチームでの連携や、ディスカッション等で自分の意見をきちんと伝えることが大切であると実感しました。それと同時に、自分の課題であった「コミュニケーションが苦手」という意識が、経験不足や不慣れから来る意識だったということがよくわかりました。回を経る毎に場に慣れていき、最初は引け目を感じていた発言がスムーズにできるようになっていったことには、自分でも驚くばかりでした。しかし、これは私の変化というだけではなく、堀越さんがそのように場を作ってくださっていたからこそのものだと考えています。短期間の体験でしたが、その中で、発言や行動をしよう、できると思える雰囲気がTRIにあり、思い切ってやらせてもらえたことの結果です。ここで得た、「私はどうやらやれているらしい」という実感が、次のステップに進むために必要なものなのだと思います。

 

 社会体験を通じて、自分が仕事をしていく上で最も必要とするものは「持病がある人への配慮」であり、週何日、何時間働くかは、段階的に身体を慣らしながらステップアップし、最終的に自分に合ったペースを手探りで探るのが良いのではないかと思い至りました。また、テレワークという働き方が自分に出来るかという点に関しては、「私生活と仕事の区切りをしっかりつける等の自己管理(ストレスマネジメント)が出来れば可能」と考えました。しかし、最も重要なのは、やはり下地になる社会経験であり、今の私にはそれが決定的に足りません。将来どのような働き方をしていくにせよ、これから、自分に自信が持てるようなしっかりとした地盤を作っていきたいと思います。





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