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横浜市の男女共同参画センターによる働きづらさに悩む「ガールズ」サポート

利用者の声

人と接する機会が増えたのがいちばん。顔を出せる場所をいくつか作っておくと気が楽に。

  • 2018/11/29

「ガールズ編しごと準備講座第20期@あざみ野」で体験談を話してくださったIさん。現在37歳。2017年に講座を受講され、その後「めぐカフェ就労体験」のステップ1、ステップ2に参加されました。地域の活動にボランティアとして参加する、フォーラム南太田の「社会参加体験」も利用されています。

そのほかよこはま若者サポートステーション「ひきこもりUX女子会」など、色々な資源・場を活用しながら、「居心地のよい場所や自分に合う働き方などを探しているところ」です。

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ガールズ講座を知ったきっかけは、「ひきこもりUX女子会」で知ったこと。

でも、知ってすぐに受講しようとは思わなかった。

この講座に行ってもしょうがないなと、と思っていた。

早く働かないとな、と思っていたし、それがいちばんいいのだと思っていた。

でも、何をすればいいのか分からなかった。

 

高校中退後、大検取得、専門学校中退、通信制大学、ちょこっとアルバイトなど。断続的にひきこもり。

そして、2015年に動き出す。

フォーラム南太田で開催していた「おしゃれカフェ」(「ひきこもりUX女子会」の前身のような当事者会)に参加

→ピースボートに乗船→ひきこもり女子会に参加。ひきこもりサポートに相談に行く、など。

メンタルクリニック(カウンセリング)。織り物教室。ピースボートの友達と会う。

そんなことをしているうちに、なんとなく動けるようにはなったけど、空しさが強くなってきて、「私何やってるんだろう・・・」と思うようになった。

その時、改めてガールズ講座のチラシを見て、「これに行こう」と、もうちょっと何かやってみようという気持ちになった。

 

講座中は、実を言うと、ずっとしんどかった。終わると肩がガチガチになっていたし、頭痛も何回も。ずーっと緊張していた。体が強張っていた。

でも、そうは見えていなっかたということを後になって人から聞いて、「そうか、やっぱり」と思った。

ガールズ講座になじまないといけない、誰かに話しかけて仲良くならなきゃいけない、と、無理して肩がガチガチになっていた。

昔から、子どもの頃から、上手くやっているように振る舞うのが身についてしまっていて、

落ち着いて見えるというか、おとなしいというか。

でも、わたしの内側はどんどん息苦しくなっていく。「自分が無くなっていく」。

その場とか、人のテンションに合わせたり、苦手な人にあえて近づいてしまったり。元気な人に合わせて妙なハイテンションになったり。

人から自分がどう見えているのかが、気になる程度ではなくて、無意識に捕われれてしまう。

 

他人の中でリラックスができない。力を抜けない。学校のクラスの中、こういう講座、ボランティア。

集団の中にいると、そういう状態になってしまって、自分が何を考えて、どう感じているのかが分からなくなって、次第に自分の居場所がない感覚に陥る。

 

「ガールズ講座」も「めぐカフェ就労体験」も、終わってしばらくしてから考えると、そういった自分の苦手を確認する場だった。

 

意思表示がわたしの苦手なこと。

間違えてはいけない、迷惑になってはいけない。

プライドが高い。のだろうか。でも、めぐカフェ(就労体験)をやっていきながら、緊張して萎縮している自分をふり返ったり、

その場で感じて、なぜこんなに体が強張るのか、どうしたら自分が動やすくなるのかを考えながらやるという体験ができた。

 

そうすると時々、「なんかわたしでもやれるんじゃないか。」と思えることがあって、

仕事に限らず、「人の中で何かをする」ことをやって行けるかもしれないと感じるようになった。

 

めぐカフェ就労体験は実をいうと応募をぎりぎりまで迷ってた。期間が長いし、「講座が終わったらすぐにバイト」と思っていたので。

でも参加してみたらよかった。カフェの一員になって接客したり、仕事をおぼえて自分で動けたり。

教えてもらって、覚えて、自分で考えながら動くのは楽しかった。

同期の人と話したり、振り返りを書く日誌も役立った。

自分の苦手=うまくできなかった ことが圧倒的に多かったけれど、だんだんできることも増えた。

 

一方で、回数を重ねるごとに、できることが増えていくたびに、「もう失敗できない」というプレッシャーのようなものも感じるようになってしまった。

でも「そういえば講座でも、女子会でも「仲良しにならなきゃ」とプレッシャーのように感じていたなあ」と考えて

「私って(こういう時に)いつもこうだな」と自分のいつものクセのようにとらえられるようになっていた気がする。

だからそこにとどまらないでいられた。少し“流せる”ようになったのかもしれない。

就労体験の期間は約半年と長いので、いつもいつも100%の体調でなかったけれど、ときには少々不調でも3時間という短時間だったから乗り切れた。

そのことは「完全でなくてもなんとか乗り切れる」という自信になったと思う。

 

受講前に比べて自分の変化があったかと聞かれれば、とにかく人と接する機会が増えたのがいちばん。

働けば社会とつながれて、それで、すべてOK、と思っていたけど、ちがった。

フォーラム南太田の社会参加体験(ボランティア)で、着物リサイクルのファイバーリサイクルネットワークのイベントや、

マルシェ(野菜市)にも参加してみたら、団体の方は自分よりかなり年が上だったり、おもしろい話が聞けたりもして、楽しいからまた行こう、と思えた。

こうやって、申し込めば行ける場所があるのはありがたい。

顔を出せる場所をいくつか作っておくと、気が楽になる。

 

講座が終わって1年。就労体験が終わって半年が過ぎたが、すぐに仕事に向けて動けているわけではない。

体調はよいので、今はサポステに通いながら、ひきこもりUX女子会に行ったり、マルシェのボランティアをしたり、

単発のバイトをしたりしながら過ごしている。

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*スタッフから

Iさん、体験談をありがとうございました。

「私って(こういう時に)いつもこうだな」と自分のいつものクセのようにとらえられるようになった

「完全でなくてもなんとか乗り切れる」

「顔を出せる場所をいくつか作っておくと、気が楽になる」 というお話はとても心に残りました。

Iさんのお話を聞いてマルシェのボランティアに参加してみようと思えました、という今期受講生の方もおられます。

>>「フォーラム南太田マルシェ(野菜市)に参加しました!」

 

 

 

 

 





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